過去の私は病院で看護師として働いていました。
しかし、父の脚が不自由になってしまい、病院を辞めることにしたのです。当時、父は実家に一人で暮らしており、長男の私が近くにいなければと考えました。
勤め先の病院と実家は100㎞以上の距離があったので、辞職以外の手段はありません。いきなり私が退職願いを提出したので、周囲にはかなり驚かれたのを覚えています。
当時の病院は忙しかったので、すんなり辞められるかが少し不安でした。
ですが、同僚の医師や看護師は、反対するどころかこれからの私を応援してくれたのです。
あの時に感じた喜びは、人生で最良のものだったと今でも思っています。
普通だったら、看護師を辞めて実家に戻った私は、新たな職場を探さなければなりません。
しかし、その点に関しては問題ありませんでした。父が営んでいたお店を私が引き継いだからです。
お店は実家の敷地の一部だったので、常に父の側にいられるというメリットもありました。
お店の仕事内容は、仕入れた商品をお客さんに売るだけです。私の担当していた業務は、お店で売れ行きの良い商品を発注して、レジの前で接客をするという内容でした。
学生時代に私がやった飲食店のアルバイトで、同じ様な業務を担当した経験があります。
だから、1日で全ての作業内容を覚えられました。幸いなことに、最も面倒な帳簿関係の仕事は、暇を持て余している父が担当してくれています。
収入事情に関しては、月に受け取れるのが20万円です。看護師時代はもう少し貰っていたので、収入が減ってしまったということになります。
ですが、私はお店の仕事がない時、レジの近くに置かれているパソコンでウェブライターとして働いています。
その収入をプラスすると、看護師時代の給与を上回るので、特に不都合を感じていません。
実家のお店で働くことに不満はありません。ですが、残念なことが1つあります。それは看護師時代の業務経験を活かせていない点です。
お店の運営と看護師時代は、仕事内容が大きく異なります。
父は、看護師時代に養われた人を気遣う気持ちが、お店の接客で活きていると励まします。
しかし、そのことに半信半疑な私は、若干の悔しさを感じているのです。もし、看護師を続けていたら・・と考えてしまうのです。
看護師の仕事は楽ではないですから、看護師辞めたい!と思う方もいるでしょう。看護師を辞めてしまうと給料のめんで前よりも下がってしまう方も多いと思います。
看護師を辞める前によく考えてみてください。看護師辞めたい!辛い時の処方箋が参考になると思います。